Vision toward 2018

創業から現在に至るまでの長きにわたって、私たちアーキテクトは生活者とのシンパシーコミュニケーションを行動規範に、さまざまな付加価値のともなった独自会員制度を構築してまいりました。それはマーケティング分野での調査協力者とアンケート協力者の会員化のみならず、テレビ番組観覧希望者や商品モニター参加者の側面にも広がり、現況、関東圏ではおよそ50万人の独自会員データベースを有するまでに進捗を遂げております。もちろん、これまでの歩みのあいだにはバブル崩壊やリーマンショックなどの社会的な情勢変化に左右される状況も生じ、なかなか事業展開が思うに任せない時期もありましたが、いま顧みるに、総じて創業以来の年月は多くの成功と少しの挫折のなかに過ぎて行ったというのが実感です。

こうした背景や実績のもと、アーキテクトでは本年を起点とした中期戦略コンセプト Vision toward 2018 を掲げました。

これは、3年後の2018年を見据え、中期企業経営の指針を大きくは以下の2点に集約させたものです。

  • 会員データベースの再構築、自社WEBメディアの創出による“ICT化”を全社的に推進し、企業価値をさらに高めていく。
  • 多様な独自アイデアの案出とその具現化によって、新業態開発を進め、事業基盤の強化に注力する。

私たちアーキテクトが、ともすれば業界の通念とはかけ離れた新鮮なアイデアを数多くカタチに変えることができたのは、ひとえに、当社ビジネスモデルの三本柱である、リアルタイムマーケティング、販売&販促支援、人材&ブランドマネジメントが有機的に連携した結果にほかなりません。その代表例が独自会員制度の確立です。たしかに、アーキテクトに登録する会員数は同種の大手と比べると少ないかもしれません。しかし、大手が公表する500万人、1000万人といった会員数はリストの共有から生じたものであり、したがって休眠会員も多数存在します。一方、過去20年にわたり、会員一人ひとりときわめてアナログ的に接してきたアーキテクトは、その接触内容の濃さで、また相互シンパシー醸成の面で、実態として他に引けを取らない質的優位性を確保していると自負しております。これを証明するのが、当社モニター事業部が構築し運営するミステリーショッパー事業で、ここ数年にわたり、この事業の核である“格段にユニークな覆面調査手法と生活者の便益に資するための付加価値”が評判を呼び、当該部署は右肩上がりの実績を享受しつづけているところです。

では企業価値の向上をVision toward 2018ではどう図っていくのか――
その具体策のひとつがインフルエンサーマーケティングの導入です。これは、属性別のターゲット消費者層や特定のクラスターの、そのピラミッドの頂点に強力なインフルエンサーを配置し、クチコミ超特急と称されるほどに情報伝播の質とスピードを上げていく手法で、アーキテクトはこのマーケティング手法の定番化に先鞭をつけ、一番手の優位性を確保してまいります。 みなさま、新生アーキテクトのダイバシティ溢れる行動計画にどうぞご期待ください。

2015年5月

株式会社アーキテクト 
代表取締役 弘 義行